源氏物語小屏風絵‐胡蝶‐

上:『源氏物語』の「胡蝶」巻で、紫の上は、秋好む中宮の「季の御読経」の催事に際して供華を行ったが、その時の使者として遣わされたのが、「迦陵頻」と「胡蝶」を舞う童子たちであった。庭の舞を見る画面奥の秋好む中宮と光源氏、春爛漫の六条院、西南の町である。

源氏物語小屏風絵-胡蝶-
(個人蔵、江戸初期)

下:「龍頭鷁首を、唐のよそひに、ことことしうしつらひて、楫取の棹さす童べ、皆みづら結ひて、唐土だたせて、さる大きなる池のなかにさし出でたれば、まことの見知らぬ国に来たらむここちして」―『源氏物語』「胡蝶」巻より

源氏物語小屏風絵‐胡蝶‐
部会報告
平成21年6月13日 第1回 土曜部会

【報告】
平成21年6月13日(土)、白山キャンパス6号館6316教室にて、第1回ゼミナールが開催されました。 参加者は7名。今後のゼミ展開のためのガイダンス的性格のものでした。 参考資料として、「八代集」の部立一覧、『古今集』の部立構造図も配布されました。 「仮名序」から読み進めることが確認されましたが、担当者は発表資料として、「原文の提示」、「注釈」、「現代語訳」、「鑑賞・考察」からなるプリントを作成します(A4プリント1枚)。 次回のゼミは、6月20日(土)5時限(16:20~17:50)、6316教室です。
※配布資料 『古今集』の部立構造

上記は土曜部会で配布した資料です。 『古今集』の部立構造が、いかに整然と配列されているかが解ると思います。 このほぼ完璧な構造の意味を解き明かすこともこのゼミの目的です。