日本文学文化特殊研究XII《博士後期課程》(平成28年度)
~伊勢物語注釈研究~
【概要】
『伊勢物語』の主要章段に対して、注釈作業を実践する。正しい作品理解に基づき、『伊勢物語』世界の真実を明らかにしていこう。
『伊勢物語』は10世紀前半に制作されたものであり、言葉や文法、さらにはその時代の生活習慣や風俗等、あらゆる点で、現在の我々とはかけ離れたものがあることは当然である。したがって、作品の正しい理解には、それを生んだ時代や社会、あるいは生活、文化といったものの理解は避けてとおることが不可能である。読解にあたっては、こうした歴史的、文化史的視点を常に忘れないように心がけたいと思う。
【講義スケジュール】
第1回:十三段
第2回:十四段
第3回:十五段
第4回:十六段
第5回:十七段
第6回:十八段
第7回:十九段
第8回:二十段
第9回:二十一段
第10回:二十二段
第11回:二十三段
第12回:二十四段
第13回:二十五段
第14回:二十六段
第15回:総括
【到達目標】
- 本研究の成果を『伊勢物語講義』(仮称)として出版すべく、最高水準の学問レベルを目指す。
-◆-「講義余話」-◆-
-◆-「伊勢物語コラム」-◆-